2012年 12月 12日
雪の日 |
垂れた雪が落ちてからもまだ油断は禁物。屋根に雪が残っていないか遠くから確かめる。
義父は昔、屋根から雪崩れ落ちた雪の下敷きになった。
たまたま見ていた近所の人が気づいて助かった。
「雪の塊りは重いんだ。動くようもない」
義母は息子が除雪するときはとても心配する。
車もひと晩ですっぽり。
スコップやスノーダンプなど「人力」で除雪すると汗びっしょり。「雪かたし」のときは厚着できません。
今冬の雪、いきなりどかんと降ってびっくり。
9日には大雪警報が出ました。
「雪、よっぱ(さんざん)降ったらやめんべ」
義母の言ったとおり。
毎年のことながら、本格的な雪が降り始めると気持も体も緊張します。
早朝、玄関前から隣りの家まで、雪を踏んで道をつくる。
凍結した山道を運転して降りる。
「これぐらいなら」と思っても、義母が心配するので出かける予定をキャンセルすることも。
玄関からの「道踏み」も若ケェモンの仕事。雪が降れば家を留守にできません。
冬は行動の自由を奪われるようで、曇天が続くといっそう気が滅入るのです。
晴れ渡った透明な青空を映すように、今日は降り積もった雪の底が青く見える。
これから始まる長い長い冬に、こんな明るい日が時々ありますように。
そして暗い日にも、ささやかな楽しみを見つけることができますように。
子どもたちに。
どうかあたたかな冬でありますように。
by wildrose53
| 2012-12-12 13:46
| ヨメの休日