2012年 11月 27日
里帰り 先祖がえり |
今年最後の里帰りをしてきました。
途中、「地獄谷温泉」に寄る。
「人は、とかくサルを自分の先祖だと
なれなれしく近づきますが
サルは人を仲間だとは認めず、嫌がります」
「人の言葉はサルには通じません」
そうでしょうねえ。
でもやっぱり、ほかの動物とおさるさんは
なにか違う気がする。
昔、猿は「馬の守護神」として
大事にされていたと聞きました。
「おさるさん」という呼び方も
そんな歴史から来ているのでしょうか。
そういえば亭主は申年であったな。
「なつかしい」という感覚について書きたいと思っていたのだけれど
うまく言葉がつかまらないのです。
ある場所や人を思うときに感じる、あの感覚。
そしてそれに再会したとき、湧き上がってくる、あの感じ。
久しぶりに会えてうれしい、というだけじゃなくて。
私の「なつかしい」には
「かなしい」や「くやしい」や「くるしい」も包まれている。
いつか、そのことを書けたらいいなと思います。
11月27日。奥会津の里に初雪が降りました。
吹雪いて寒い一日でしたが、まっ白になるのはまだ少し先のよう。
一度降ってしまうと腹が据わる。
老いた両親もまたひとつ、季節を越える。遠くで。
祈りと共に、冬が始まります。
by wildrose53
| 2012-11-27 21:23
| ヨメの休日